「総会で反対された…」マンション規約改定を成功に導く説得術
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マンションの管理規約を時代に合わせて改定しようとしても、総会で住民の理解が得られず否決されてしまうことは珍しくありません。
その背景には、住民が改定の必要性を感じていなかったり、デメリットばかりが気になったりすることが挙げられます。
本記事では、マンション規約改定をスムーズに進めるための説得術について解説します。
目次
1. 住民が反対する主な理由
2. 住民の理解を得るための説得術
3. 総会当日の進行を工夫する
4.まとめ:丁寧な説明と戦略的な説得で規約改定を実現
1. 住民が反対する主な理由
変更の必要性を感じない
現状の規約で特に問題が発生していないと考える住民は、改定の必要性を感じにくいものです。「今のままで問題ないのに、なぜ変更するのか?」と疑問を抱き、結果的に反対に回るケースが多く見られます。
メリットが分からず、デメリットばかりが気になる
規約改定のメリットが十分に説明されていない場合、住民は「何か面倒なことになるのではないか」と不安を抱きます。例えば、
・管理費が上がるのではないか
・手続きが複雑になるのではないか
・改定によって新たな義務が発生するのではないか
といった懸念が、反対意見の要因となります。
手続きが面倒だと思われている
管理規約の改定には、総会での決議が必要であり、住民の一定割合の賛成が求められます。そのため、「手間がかかる」「難しそう」と感じる住民も少なくありません。
住民同士の利害が対立している
規約改定によって、一部の住民にとって不利益が生じる場合、意見の対立が起こりやすくなります。例えば、ペット飼育の規約を変更する場合、ペットを飼っている人と飼っていない人の間で意見が分かれることがあります。
2. 住民の理解を得るための説得術
① 具体的な問題点を提示し、必要性を伝える
住民に「なぜ今、規約を改定する必要があるのか」を具体的に説明することが重要です。
例:
・「現在の規約では防災対策が不十分で、トラブルが発生する可能性がある」
・「駐車場の利用ルールが曖昧なため、住民間でトラブルが増えている」
さらに、近隣のマンションで同様の改定が行われた事例を紹介すると、より説得力が増します。
② 住民にとってのメリットを強調
改定によってどのようなメリットがあるのかを明確に伝えることが重要です。
・資産価値の向上:適切な規約の整備により、マンションの管理状態が向上し、将来的に売却する際の価値が高まる。
・トラブルの防止:事前にルールを明確化することで、住民間の不要な争いを防ぐことができる。
・負担の軽減:規約を整備することで、管理会社の業務がスムーズになり、長期的に住民の負担(管理費など)が軽減される可能性がある。
③ 反対派への個別対応を行う
総会でいきなり提案するのではなく、事前に住民の意見を聞くことが大切です。
・住民アンケートを実施し、懸念点を事前に把握する。
・反対意見が予想される住民には、個別に話を聞いて理解を促す。
・住民説明会を開き、質問や懸念に丁寧に対応する。
④ 管理会社や専門家の意見を活用
住民同士の話し合いだけでは意見がまとまりにくい場合、管理会社や専門家の協力を得るのも有効です。
・弁護士や管理組合コンサルタントに説明してもらい、客観的な視点を提供する。
・管理会社から、現状の課題と改定による改善点を説明してもらう。
専門家の意見を取り入れることで、感情的な対立を避け、合理的な議論を促すことができます。
3. 総会当日の進行を工夫する
総会の場で反対意見が過度に対立しないよう、以下の点に注意して進行を工夫しましょう。
反対意見が出る前にメリットをしっかり説明
まず、改定の目的とメリットを十分に説明し、住民の不安を払拭することが重要です。いきなり改定案を提示するのではなく、なぜ必要なのかを順序立てて説明しましょう。
討論が紛糾しないよう、議論のルールを決めておく
総会では、感情的な議論にならないよう、発言時間を制限したり、議論のルールを決めたりすることで、スムーズな進行を図ります。
4.まとめ:丁寧な説明と戦略的な説得で規約改定を実現
マンション規約の改定は、住民全員に影響を与える重要な問題です。そのため、丁寧な説明と戦略的な説得が欠かせません。
・住民の不安を解消し、必要性とメリットを分かりやすく伝える。
・感情論ではなく、客観的なデータを用いた説明を心掛ける。
・管理会社や専門家のサポートを活用する。
これらの工夫を積み重ねることで、住民の理解を得ながらスムーズに規約改定を進めることができるでしょう。
サンモール・サービスでは、清掃だけでなくマンション管理規約についてのご相談も承ります。
「規約改定をどこから始めればいいか分からない」というお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。