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ダクト火災を防ぐ!フード・ダクト清掃について解説

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ダクト火災を防ぐ!フード・ダクト清掃について解説

 

 飲食店におけるダクト火災の原因の多くは、ダクト内に蓄積した油脂やほこりに引火することによるものです。このような事故を防ぐためには、何よりもダクト清掃が重要となります。ダクト火災を防ぐために、フード・ダクト清掃の重要性や具体的な手順などをしっかり押さえるとともに、専門業者に依頼することも検討しましょう。

 

 

 

目次

 

1.厨房火災の原因

 

2.ダクト火災の事故事例

 

3.ダクト火災を防ぐには

 

4.フード・ダクトの清掃方法

 

5.まとめ

 

 

 

1.厨房火災の原因

 

厨房火災で最も多い原因は、火をつけたまま放置してしまうことです。

具体的には、調理中に火をつけたままその場を離れ、そのまま忘れてしまうという例がよくあります。

 

また、調理場には可燃性のものが多くあります。コンロの周囲に布巾などの燃えやすいものを置いていると、それに引火して火災を引き起こすケースも少なくありません。

 

もう一つは、調理器具の故障です。ガス漏れや電気のショートなどによって火災が発生することもあります。

 

 

 

2.ダクト火災の事故事例

課題発見

 

ダクト火災が発生する具体的な仕組みは、厨房の換気扇や排気ダクト内に堆積した油脂やほこりに引火することです。調理中に出る蒸気や油煙はダクトに引き込まれて内部に油脂やほこりとして蓄積します。また、蓄積した油脂やほこりを清掃せずに放置していると、その量が増えてますます火災のリスクを高めます。

 

ただ、ダクトの内部は目視で確認するのが難しい場所です。そのため、清掃しているつもりでも実際は十分に清掃できておらず、知らず知らずのうちにダクト内に汚れが蓄積してしまうこともあります。

 

ダクト火災は、特に食べ放題の焼肉店などで多く見られます。いくつか事故事例を挙げると、2017年の名古屋市の焼肉店が典型的なケースです。

 

客が食べ放題のホルモンを楽しんでいる最中、突然大きな火柱が上がり、その火が客席の上に設置された排気ダクトの内部に堆積した煤に引火しました。火はまたたく間に燃え広がり、最終的には焼肉店を全焼させてしまったのです。

 

また、同じ年に東京でも似たような事例がありました。渋谷のとある焼肉店で、客が七輪でホルモンを焼いていると、ホルモンについた火が排気ダクト内部のほこりに引火し、ダクトがまるごと焼けてしまいました。

 

食べ放題の店の場合、時間制限が設けられていることが多く、そのため、客は急いで大量の肉を焼こうとする傾向があります。これが食べ放題の焼肉店で特に火災事故が起きやすい理由と考えられるでしょう。

 

 

 

3.ダクト火災を防ぐには

 

ダクト火災を防止するために最も効果的なのは、ダクト清掃です。

 

先にも説明したように、厨房の排気ダクトは、料理から出る油煙や蒸気を引き込むため時間とともに油脂やほこりが蓄積します。これらを定期的にしっかり取り除いていないと、火災のリスクが高まることは間違いないでしょう。

 

しかし、ダクト内部の清掃は専門知識と技術が必要です。日々の業務で忙しい飲食店のオーナーやスタッフが自力で行うには難易度が高い場合があります。

 

また、ダクト内部は通常目視で確認することが困難です。少し覗いてみただけでは、どの程度汚れているのか、また、どの程度の清掃が必要なのかわからないことも多いでしょう。場合によってはダクトの部品を取り外す必要があることもあります。

 

手の届く範囲の清掃はスタッフでやるとして、ダクト内部の清掃が難しい場合は、自力でなんとかしようとするより、専門業者に依頼するのが無難、かつ、確実です。

 

 

 

4.フード・ダクトの清掃方法

 

以下は、フード・ダクトの清掃を自力でやる場合の方法です。

 

まずダクトの点検口を開けます。中を覗いて汚れの具体的な状況を把握しましょう。状況に合わせて、掃除の範囲と掃除のやり方を決めます。

 

次に、ダクト内の汚れを除去します。専用のブラシや掃除機などを使って、ダクト内部の汚れを可能な限り除去してください。大きな汚れや詰まりを取り除くためです。

 

続いて、洗剤や薬剤を使用して、ブラシや掃除機で除去しきれなかった油脂を取り除きます。ただし、ここで注意すべきなのが、ダクトの材質に合った薬剤を使用することです。間違った薬剤を使うと、ダクト自体に損傷を与えてしまうこともあります。

 

最後に、再度ブラシや掃除機を使って、残りの汚れをきれいに取り除きます。仕上げに水で洗い流して終了です。

 

 

 

5.まとめ

 

厨房火災には、おもに調理中に周辺のものに引火して発生する火災や、ダクト内に蓄積した油脂やほこりに引火して発生する火災などがあります。特に、大量の食材を一度に調理する飲食店ではリスクが高まるので注意が必要です。

 

こうした厨房火災やダクト火災を防ぐためには、定期的な厨房清掃、ダクト清掃がキーとなります。

 

自力で清掃する場合は、ダクトの点検口を開けて、ダクト内部を直接ブラシや掃除機で清掃し、洗剤や薬剤も使って油脂を落としましょう。それが難しい場合は、専門業者に依頼するのも一つの選択です。安全と効率性を考えると、それが最も賢明な選択と言えるでしょう。

 

サンモールサービスでは、厨房清掃も承っております。

定期的な清掃をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください!

 

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株式会社サンモール・サービス | 2023.08.31 12:00