ガスレンジは油汚れが頑固!ガスレンジの清掃について解説
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厨房のガスレンジやガスコンロは汚れがつきやすく、しかも落としにくいとても厄介な部分です。かといって汚れたままにしておけば見るからに衛生状態が悪い印象になってしまいますし、悪臭などの問題を引き起こす可能性も出てきます。それだけに日頃からできるだけ汚れを落として清潔な状態を保つ必要があるわけですが、なかなか思うようにいかないというケースも多いようです。
この厨房のガスレンジの清掃に関しては汚れの原因も知ったうえでしっかりとした対策を日頃から行っていくことがポイントになってくるでしょう。
目次
1.ガスレンジの汚れの主な原因
2.ガスレンジの清掃の基本手順
3.おすすめの清掃用品
4.定期的なガスレンジ清掃の重要性
5.まとめ
1.ガスレンジの汚れの主な原因
ガスレンジが汚れてしまう原因は大きく分けて3つあります。まずひとつはもっとも一般的な油汚れです。油を使用した料理にガスレンジを使った際に内部に油が付着してベタベタした状態になってしまうのです。扱っている料理の種類・ジャンルによっては油を使用する量の多さからガスレンジがいつもベタベタな状態となってしまっていることも珍しくありません。
しかもフル稼働している営業時間中にこの汚れを拭き取るわけにも行きませんし、いったんベタベタな状態になってしまうと掃除をするのが面倒になってしまう…
そんな状況からどんどん汚れが蓄積してしまう傾向も見られます。
2つ目の理由は食材による汚れです。使用している際に吹きこぼれた食材や調味料が飛び出すかたちでガスレンジの内部に付着してしまうものです。これはどうしても避けるのが難しく、しかも厄介なのは付着した状態で加熱してしまうとこびりついて落ちにくくなってしまうことです。これもやはりフル稼働している厨房ならではの難しさでもあり、また3つ目の理由とも深く関わってくる問題なので侮れません。
そして3つ目の理由は焦げがもたらす汚れです。油汚れ以上に落とすのが難しい汚れでもあり、しかもどんどん蓄積していく問題を抱えています。食材や調味料、吹きこぼれた汁などがガスレンジに付着した状態で加熱が行われ、焦げ付いてしまうことで固くなって落としにくくなってしまうのです。こうなると拭き取るだけでは落とせなくなってしまいますし、しかもこれが日々の調理で繰り返されることで汚れがどんどん蓄積していってしまいます。
ですから食材や油汚れの段階でできるだけ落とすように心がけて焦げ付きの汚れができないようにするのが厨房のガスレンジの清掃のポイントとなるでしょう。
2.ガスレンジの清掃の基本手順
こうした厄介なガスレンジの汚れをどうやって清掃するのか?日頃からこまめに行う方法としては一般的な電子レンジの清掃方法が挙げられます。
まず耐熱性のコップを用意し、中に水とクエン酸を大さじ1杯分入れてよくかき混ぜます。そのうえでこのコップをガスレンジの中に入れて5分間ほど加熱します。加熱を終えたらさらに10~15分ほど放置した後にレンジを開いてコップの中に残っているクエン酸を布に浸してよく絞ったうえでガスレンジの汚れを拭き取っていきましょう。そして最後に軽く水拭き、乾拭きして終了です。なお、汚れがそれほどでもなく、クエン酸を用意できない場合にはお酢で代用しても大丈夫です。
ガスレンジ向けの清掃方法としては重曹を使用した方法がおすすめです。基本的な方法は先述したクエン酸と共通しており、水(100ml程度)に小さじ1杯程度の重曹を溶かして重曹水を作ります。これを使って汚れを落としていくのですが、この方法ではスプレーボトルに入れて汚れの部分に重曹水を吹き付けながら落としていく形をとります。重曹の優れた洗浄力を清掃しにくいところにピンポイントに吹き付けることでよりうまく落としていくことができるわけです。
重曹水を吹き付けながら布巾やスポンジで丁寧に汚れを拭い落としていきましょう。それでもなかなか落ちない場合には歯ブラシを使うと有効です。
3.おすすめの清掃用品
上述した方法を見てもそれほど清掃用品は必要ありません。ポイントは汚れ落としの鍵を握るクエン酸や重曹を用意することです。重曹などはホームセンターに行けば入手することができますし、油汚れ用の洗剤なども売っているので探してみるとよいでしょう。スプレータイプが使いやすくておすすめです。
それから日頃のこまめな清掃のために役立つのがクリーナーです。水拭きだけでは思うように油汚れや焦げ付きを落とすのが難しい場合には油汚れ用のクリーナーを使うと効率よくきれいにしていくことができるでしょう。
焦げ付き用には研磨力に優れたスポンジなども用意しておくと役立ちます。
このように日頃の清掃用のグッズと、厄介な汚れを本格的に落としたいときに役立つグッズの両方を揃えておくといろいろなガスレンジの汚れのシチュエーションに柔軟に対応できるようになります。
4.定期的なガスレンジ清掃の重要性
油汚れと焦げ付きの汚れは蓄積していくことでどんどん落としにくくなってしまいます。しかもフル稼働しているガスレンジでこうした汚れを防ぐのはまず不可能です。それだけに定期的にガスレンジ清掃を行い、落としにくくなる前に落とせる汚れはしっかり落とす、というのが大原則となっています。定期的なガスレンジ清掃は業務の一環として心がけるようにしたいものです。
5.まとめ
厨房のガスレンジ清掃については「こまめに行なったもの勝ち」とまとめることができるでしょう。汚れが気になったらすぐに落とす、くらいの気持ちで日頃から使用するとよいでしょう。
本記事でご紹介した清掃方法では汚れが落ちない!という場合は、いったんプロに清掃を依頼するのも一つの手です。
サンモールサービスでは、厨房全体、店内の清掃も承っております。
飲食店の定期清掃・スポット清掃をご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。
株式会社サンモール・サービス | 2023.10.27 15:42